基本メニューで儲けることを考えろ
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カフェ開業のためのメニュー作りには、まず基本メニューの充実が第一条件である。
フラッと立ち寄ったお客さんが注文するメニューで、確実にファンを増やさないと集客に費用ばかり取られて、結局広告会社を儲けさせるだけに終わりかねない。
そのためにはスタート時は少なめのメニューでスタートすべきだろう。
メニューを絞り込めば注文が滞る危険性も少ないし、サービスにも余裕がでる。
また商品ごとの出来不出来も、ある程度バラツキを抑えることができるだろう。
コーヒーは本格的だがトーストやサンドウィッチはパサパサでまずい、レタスやキャベツはしなびていると言うようなアンバランスは、かえって印象が悪い。
それだったらコーヒーもそれなりの味に落とした方が、お客さんにとっても安心感が出ると言うものだ。
ドリンクメニューやランチメニューもあまり手を広げない方が良い。
手間ばかりかかってお客さんを必要以上に待たせてしまうと、サービスが悪い店だと考え垂れてしまう。
ラーメン屋はラーメンと餃子とチャーハンだけで儲けている。
カフェも基本メニューだけで儲けられるように努力するのが王道だろう。
儲かる基本メニューは何か?
基本メニューで儲けるには儲かる基本メニューが何か、それを見つけなければならない。
利幅の薄いメニューではたくさん出ても儲からないから、セットメニューなどで割安感を演出しつつ、確実に客単価を上げたいところだ。
たとえばファミリーレストランなんかでは、今やドリンクバーやサラダバーは当たり前の設備になっていて、かなりの割安感やお得感を演出している。
150円くらいの料金で飲み放題というわけだから、かなりお得な感じである。
ドリンクバーは果たしてアレで儲けが出るのだろうかと心配になったりもするが、ベンダーマシンで提供しているのでコストはさほどかからないらしい。
自動販売機で売っているドリンクは缶入りでもパック入りでも、容器代が20円前後含まれているし、重い飲料を運んできてセットする費用もかかる。
だからその分高い値段で売る必要があるので、あの値段になっている。
一方ドリンクバーの場合は、原液を仕入れて機械にセットするだけなので、そう言う容器代や運搬コストがほとんどかからない。
だからウワサによるとお客さんが全員十杯以上飲まないと、店は損しないとか言う話だ。
儲かる基本メニューが見つかればもうそれだけでしばらくは安泰だろう。