店前に客席を作るのにも許可が必要
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カフェで最近よく見かける形態として、オープンカフェというのもありますね。
オープンカフェというのは、店の前にテーブルや椅子を並べて、そこで飲食させるモノですが、これをやるには別に許可が必要です。
どういうモノが許可されるかは、地域によって違うようですので、予め保健所に事前に相談する必要があります。
自分の借りている店舗の敷地内だからといって、勝手に屋外に客席を設けると、処罰を受ける場合もあります。
さてオープンカフェのように屋外に客席を設けることができる業態としては「飲食店営業」および「喫茶店営業」になります。
自動販売機による営業なども屋外で飲食させるわけですが、これは除きます。
屋外客席は一般の客席(屋内)に隣接して設置する必要があります。
道路の占有許可を受けて営業している場合はこの限りではありませんが、簡単にいうと屋内の客席がダラダラと屋外まで広がっているというイメージですね。
また屋外に設置する客席は屋内客席より少なくないといけないようです。
あくまでも店舗内での飲食がメインでオマケ的に許可しているよ、と言うことのようです。
オープンカフェのルールとは
オープンカフェのように、屋外に客席を作る場合は、独自のルールと許可が必要になります。
どういうルールが適用されるのかは、都道府県や地域によって異なりますが、保健所に問い合わせると分かります。
まず屋外客席にはしきりが必要になります。
「ここからここまでが営業している範囲ですよ」と、ハッキリ分かるようにしなくてはいけません。
そのためには何らかの囲いが必要になるわけです。
たとえばポールやロープで囲うとか、植物などの鉢を並べてしきりを作るとか。
また屋外客席では食品を陳列したり、調理したりするための器具は置いてはいけません。
あくまでも店内の調理施設で製造したモノを、店の前に持ってきて食べるという形でないと許可されません。
サラダバーだとかドリンクバー・ホットプレートや焼き台などは、屋外客席部分には設置できません。
もちろん煙がでるようなものや、騒音が出るようなモノは一切おけませんし、オープンカフェで飲食しているお客さんが騒いで苦情が来たりすると、許可が取り消されたりするようなこともあるでしょう。
カフェの場合は住宅地の中にお店を開くことも多いので、周辺の住宅から苦情が出るようなサービスは命取りです。
まあ年に一回程度お祭りをやるようなことであれば、構わないのかも知れません。
その場合も予め周囲にお伝えしておいて、できればご招待の案内を出しておくとイイでしょう。
オープンカフェでお客さんが店舗の前にいると、繁盛しているイメージもできますので、うまく利用できるように考えたいですね。