カフェで成功するには、
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カフェで成功するには、大手チェーン店や周辺の競合店と競い合って、固定客やリピーターを獲得しなければならない。
そのためには基本的な商品やサービスを充実させ、知恵を絞って他の店には真似しにくいサービスを提供しなくてはいけない。
お店を開いたらすぐにお客が来てくれるモノだと思ってはいけないし、来てくれたお客さんがまた来てくれるかどうかは一種の賭けである。
またカフェの成功のためには、ランニングコストを抑えることを忘れてはいけない。
大手チェーン店の場合は仕入れコストやアルバイトなどで人件費を抑えることができるので、価格競争力や価格訴求力で勝負することができる。
損益分岐点がハッキリしていてそこから必要なコストを割り出して毎月の経営状況を見るので甘えは許されない。
一方個人経営のカフェの場合、自分で経営しているせいか丼勘定になりやすい。
お客さんが求めていないような高級な材料を使ったり、職人技でしか出せない味で勝負しようとしたりして、利益につながらないことばかりして時間を無駄にするようなことも多いだろう。
お客さんに安心を与え、ぴったりのモノを提供
カフェで成功するには、お客さんにまず安心を与えなければならない。
大手のチェーン店のように知名度があるわけではない。
大手チェーンだとお店の名前や雰囲気は、多くの人がすでに知っているから、それだけでも負けている。
さらにチェーン店というのは、通りから店内が見えるような店舗デザインを採用しているところが多いが、それも顧客に安心を与えるための工夫である。
しかし個人経営のカフェであれば、雰囲気を売るために外から店内が見えにくいようにしているところも多い。
そうなると中に入るには勇気が必要になってしまうので、さらに新しいお客さんを獲得するのが難しくなる。
だからカフェの経営が軌道に乗るまでは、経営者自らが店に立ちお客さんの顔を見ながら仕事しないと、成功などおぼつかない。
責任者が仕事をしているところを見せれば、従業員も仕事をさぼってはおられないし、お客さんにも好感を持ってもらえる。
お客さんが来ない日は外から見えるところで仕事をせよ、というふうなことを言う経営コンサルタントもいるが、それによってお店の雰囲気の一端をお客さんに見せることができるのだ。
他には入口の近くに置くサインボード。
立て看板タイプの黒板のようなやつだが、アレを用いてお店の雰囲気を伝えることもできる。