口コミは、お店の財産
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繁盛しているカフェは、口コミでお客さんが集まります。
チラシなど配らなくても、お客さんが聞き伝えでやってきます。
口コミとは簡単に言うと、友達や知り合いから聞いた情報って事ですね。
お店はお金を払えば広告を出したり、雑誌などに記事を書いてもらう事ができますが、それはあまり信用されない情報です。
どんなに素晴らしい商品を紹介していたとしても、話半分以下に捉えられます。
というのもお店側は得意なことや見栄えの良いことしか紹介しませんから。
間違っても「ウチは掃除が行き届いていません」「たまにゴキブリが出ます」なんて書かないわけですね。
しかし口コミの場合は文句や悪口はすぐに伝わりますから、そんな口コミで薦められるとかなり信用度が高くなります。
特に普段から不平不満が多かったり、悪口ばかり言う人がほめたものは、相当素晴らしいモノなんだなあとみんな考えるわけです。
なのでカフェ経営も口コミを意識して、うまくお客さんに口コミで自分のお店のことを宣伝してもらうかが、重要になってくるわけです。
今やちょっとしたことでもケータイからブログやツイッターに投稿できるし、位置情報もすぐに伝えることができるので、良かったことも悪口も、ネットで筒抜けになってしまうんですね。
口コミでお店を紹介してもらうには
口コミを重視するマーケティングのことを、バイラル・マーケティングと言います。
バイラル(viral)というのは「ウィルスのように広がる」という意味で、口伝えにうわさが広まっていく様子をイメージしたモノですね。
似た言葉として「バズ」(buzz)と言う用語も耳にしますが、こちらは蜂などがブンブン言う音から、ウワサが飛び交いざわざわすると言う意味にです。
バイラル・マーケティングでは、お店を訪れたお客さんなどに、友達に紹介してもらうために、いろいろなインセンティブを与えたりします。
インセンティブというのは、簡単に言うと「呼び水」「エサ」「行動を引き起こすための材料」のようなものですね。
たとえばお友達と一緒に来れば、割引になるクーポン券を渡したり、知り合いを紹介してくれた方には、何からの贈り物をしたり。
ただしこれは他人に紹介できるレベルのお店やサービスだからこそ効果があるわけで、紹介したら友達から文句を言われるようなお店では、どうしようもないわけですね。
インセンティブ目当てにお店を紹介された、と仲違いしたりすると最悪です。
なので口コミで友達や知り合いに紹介してもらえるようなカフェ作りを念頭において、自分のカフェのテーマや内装、サービスやメニューを決めないといけないわけですね。